釣り糸
- ナイロン
- 特徴:どんな釣りにも使いやすいです。
- メリット:
- しなやかなので、リールに巻いても馴染みが良い。
- 適度な伸びがあるので、糸自体にショック吸収力があります。
- 他の素材の糸よりも安いです。
- 結びやすく、結んだ時の強度低下が少ないです。
- デメリット:
- 伸縮性があるために、アタリに対する感度が鈍いです。
- 吸水性があるので、劣化が早いです。
- 傷に弱いです。
- フロロカーボン
- 特徴:海釣りのリーダー(ショックリーダーとも呼ぶ)、仕掛けを作る部分です。
- メリット:
- ナイロンほど伸びないので、アタリ感度が良いです。
- 傷にも多少強いです。
- 吸水性がないので、劣化しにくいです。
- 糸の比重が高いので、よく水に沈みます。
- デメリット:
- 糸にハリがあるので、太くなるほどスプール馴染みが悪いです。
- ナイロンより高価です。
- PE
- 特徴:シーバス、ジギング、エギングなどの海ルアーの道糸に使用します。
- メリット:
- 細くても強度があります。
- ほとんど伸びないので、アタリ感度が非常に高いです。
- 劣化しにくいです。
- しなやかで、巻きグセがつきにくいです。
- デメリット:
- ・スレや傷に弱く傷が入ると簡単に切れます。
- ・フニャフニャに柔らかいので、扱い方が難しいです。
- ・表面がツルツルなので普通の結び方ではほどけてしまいやすいです。結ぶと強度が落ちます。
- ・価格は高いが耐久性が高いのでコスパは良く、比重が0.97と沈まないので、釣り方を考える必要があります。
- ・透明ではないのでリーダーには使えないです。
PEラインは数本の原糸を編み込んで作られた“編み糸”です。原糸の本数は4本編み、8本編み、12本編みあります。
価格4本<8本<12本
編み込み本数の数字が大きい方がスレに強いが、数字は比ではなく少し強い程度。編み込み本数が多い方が手触り滑らかなど特徴あります。
一般的に4本編み=アジ、メバル・8本編み=エギング、シーバス・12本編み=飛距離重視、巻き感度を求める釣りに向いているが最終的には好みではないでしょうか。PEラインには一定の長さごとで色が変わるマルチカラーの製品もあります。マルチカラーはリールから出ている糸の長さがわかるので、飛距離やタナがわかって便利です。
- エステル
- 用途:アジング、メバリング、ロックフィッシュルアーのメインラインとして使われることがほとんどです。雰囲気的にはフロロカーボンに似た感じの糸で、ポリエステルを素材とした糸です。0.3号(1.5lb)や0.2号(1lb)といった、髪の毛レベルの細い号数がラインナップされています。同号数で比較した場合、直線強度はフロロ・ナイロンとほぼ同等です。
- メリット:
- フロロカーボンよりも硬いです。
- 伸びもフロロカーボンより少ないので、高感度です。
- 比重が1.4あり、水によく沈むので操作性と感度が良いです。
- 吸水がなく紫外線劣化が少ないです。
- キズや摩耗に強いです。
- デメリット:
- 硬いゆえ、リールへの馴染みが悪く、それでいて巻きグセがつきやすいです。
- 価格はフロロカーボンより若干高めです。
- 傷がついたらすぐ切れます。PEに比べるとスローな動きが苦手です。